2017-04

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【仮面ライダー2号伝説】佐々木剛さんへの手紙



みなさん、おはようございます。お待たせいたしました、俳優、佐々木剛さんの登場です。
この本は、1998年8月5日初版第1刷 白夜書房から発行されました。今から数えて14年前になります。

この中に、父である平山亨から俳優、佐々木剛さんへの手紙が載せられていました。
ご紹介します。

佐々木君に会いたかった、
火事以来、貴方の居場所が掴めなくて、心配ばかりしてきた。
私と貴方は変に気性が似ているみたいで、共にプライドに拘る性質だ。貴方の気持ちが分かるだけに、心配なんだが、さりとて、無力な私に何がしてあげられるというのだけれど、心配だけは、するなと言ってもしてしまうのだから仕方がない。
それが昨年末から不思議なほど接近出来て嬉しかった。そうして何より嬉しいのは、貴方が一皮むけて悪役でも良い、ちょい役でも良い、もう一度役者稼業に戻りたいと、やる気をだしてくれたことだ。そこで私も微力ながら、貴方に仕事をくれそうな所を探して「佐々木剛君に仕事を下さい」と頼み歩いている。
この場を借りて、日本中のテレビ局や撮影所やプロダクションにお願いします。
みなさん佐々木剛君を使って上げて下さい。

芝居は立派に出来る、キャリアも十分、その上、今の彼には「仮面ライダー2号・一文字隼人復活!」という強力な宣伝ネタが付いて回ります。どうぞ、平山亨までご一報下さい。

そこで佐々木君への応援メッセージだが、良い言葉を贈ろう。
「その座に直れ」
という古人の言葉は私の恩師、大監督 松田定次先生から、よく聞かされたものです。
「その座に直れ」
とは、人生浮き沈み、良い時もあれば、悪い時も有る。その時その時、その座に直ることが大切で、これが的確に遂行できる人こそが、後の世まで伝えられる人格者と言えるのだ、と云う意味だそうです。
ある日、松田先生が昔先輩だった人を連れて来られた。サイレント映画の大監督だったが、生活に困って、松田先生を頼って来たのを、先輩の困窮を見兼ねて会社に話をつけ、時代考証家として報酬が出るようにしてあげたのだ、と言うことだった。

ところが、その方は態度が悪かった。
何よりも嫌だったのは我々が天皇と尊崇する松田先生に向かって、昔はどうだったか知らないが、
「松田君」
と呼ぶのが全く不愉快だった。
昔は猛威を奮い、この人に逆らうとクビにされたなんて伝説も聞こえてきたが、それは昔のこと。私たちに何を言おうと我慢するが、敬愛する松田先生に向かって大勢の人がいるところで、
「松田君」
と呼ぶのは我慢が出来なかった。

その人の下賤さが見え見えで、私のような弱輩者でも、恥ずかしくて、貧乏をしても偉ぶって物を言うのだけはしたくないと思ったものだった。

「その座に直れ」
この教えは他の無数にある教えと共に今の私を支えてくれている。
だから私は、(当時)現東映社長の高岩淡氏とは、同級生のお前俺の仲間だったが二人となればいざ知らず、人前では礼を尽くして、
「社長」
と呼ぶ。これが人の道と言うものなのだ。

佐々木君。あなたは、昔はスターだった。
しかし一旦、役者の道から離れて10数年。まったくの新人として役者の道に復帰した。しかし、貴方のキャリアは新人ではない。この自負を隠して、新人のステップを歩んで下さい。そうすると人々は、昔の喧嘩早い佐々木君から、年輪の成長を見て尊敬するようになるでしょう。監督も役者も成長しなければ敗退します。あなたの成長をみんなに見せて下さい。あなたは、もう若くない。そういったキャリアの年輪の魅力で売って行くべきだと思うのです。

最後にもう一度みなさんにお願い。佐々木剛君に仕事を下さい。ご一報待ってます。

(手紙全文です)
おそらく、この手紙は初版の1998年の初旬に書いたもの?と推察します。父が、69歳のときででしょう。
父が脳内出血で入院後のしばらくしてから数年後ですね。リハビリでからだの左側のマヒも機能がやや復活したといえ、まだ足を引きずって"ピョコタンピョコタン”と歩いて出かけてました。
それこそいろいろなテレビ局や撮影所やプロダクションを回っていたのは記憶しています。
出掛けては「中々厳しいな」とこぼしていました。
父は、サラリーマンプロデューサーでしたから、現役を退けば、ただの爺さんですから難しい事だったのかもしれません。

【伝説のイベント】で佐々木剛さんと会話する事ができ、
「このイベントの後に海外で舞台の仕事をしてきます」実に意気揚々と嬉しそうに話してくれました。
その海外の話を、病気療養中の父に話をしたら
「うん。良かったなあ」と自分の事のように嬉しそうにしていました。
何方か、佐々木剛さんに会う機会があったら「平山亨が嬉しそうに笑っていた」とお伝えください。
そして、父も一時期よりとても元気になって、「佐々木剛さんに会いたがっている」と。
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【泣き虫プロデューサーの遺言状】講談社より好評発売中。
父、平山亨は、2013年7月31日23時24分心不全により他界いたしました。

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