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拡散希望!!【父と佐伯寽治 監督と辻真先 先生】のはなし

辻真先先生のエッセイ塾―旅は人生、人生は旅辻真先先生のエッセイ塾―旅は人生、人生は旅
(2010/05)
辻 真先

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こんにちは。
昨日は、父が念願していた東映の三期生の同窓会が銀座 三笠会館で行われ父の付き添いで参加してまいりました。出席者は、父を含めて6名。みなさん、お元気でした。父は、現役から引き続き極力、参加していたのですが昨年の緊急入院から参加する事が叶わず、「会いたいなあ」と呟いていました。同期の某氏からも父の体調を気遣い、度々ご連絡をいただいておりました。
父が、車椅子でそのテーブルに着くと、みなさんが驚くほどの喋りで、ある同期の方など「ずっと喋りっぱなしだねえ」と半ば呆れておりました。喋る事が、父の元気のバロメーターですから、お許しくださいね。
会もお開きになり、みなさんで記念写真をパチリと。
「また、会う日まで」と、みなさん名残惜しそうにお別れの挨拶をしておりました。
この方々が、口々に云うには「僕らは、お酒が飲めない人ばかりだから長生きできてるのかねえ」父も、頷いていました。映画・テレビ業界は、時間が不規則でカラダに健康とは云えない環境で、父が頼りにしていたスタッフも多くの方々が亡くなられて、寂しい思いをしている。
どうか、再度、みなさんと元気な姿でお会いできる事を願っております。

今日の話題は【父と佐伯寽治 監督と辻真先 先生】のはなしです。

その同期会へ行く道中の車内で父に
「今度、辻真先先生のトークイベントがあるので、行ってくるよ」
「おお!そうか、どこでやるんだい?」
「新宿だね」
「行きたいけどなあ」

そんな会話から、辻先生の話題になりました。
父は、太秦から東京へ異動してプロデューサーになり『悪魔くん』を世に出す事ができました。
辻先生とのお付き合いは、ここからです。
父は、このように教えてくれました。
「あの忙しい、辻先生に脚本の直しを9回?もお願いしたのは僕くらいかなあ」

やはり、父はどの番組でも脚本の出来が気になる様子で、納得するラインまでお願いしたようだ。

その後の『怪盗ラレロ』という番組では、辻真先先生に脚本をお願いした。
その『怪盗ラレロ』に佐伯寽治さんという監督を起用するにあたって、こんなエピソードがあった。

その話の登場人物は、当時の東映東京制作所所長だった故石田人士さん、佐伯寽治 監督、そして父。
三人は、東映に1954年入社の同期でありました。

『怪盗ラレロ』(かいとうラレロ)は、加納一朗作の小説、及びそれを元にした日本テレビ系で1968年10月7日から1969年3月24日まで放映された東映製作のテレビドラマ。全24話。

その撮影所で、故石田さんに呼び止められた。
「こんどの番組『怪盗ラレロ』の監督で、佐伯くんを起用してやってくれないか?」
「いいの?君が駄目というから遠慮していたんだ」
「もう、良くなったんだよ」

父もみなさんも、入社10年を過ぎれば立場も変わる。
労使交渉で、労働組合の活動闘士だった佐伯さんは、会社に干された形だったのだ。
それに対して、故石田さんは、所長として使用者側だったのだ。

後年重役となった故石田さんは、2人きりになるとこんな会話をしていた。
「いいなあ、平山は。好きな仕事に熱中できて、うらやましいよ」
「だって、俺はヒラ社員、君は重役じゃないか。俺はうらやましいよ」
「違うよ。君は無冠の帝王。うらやましいよ」
「重役となれば収入だって段違いだろう。僕は、いくら働いたって月給もボーナスもあがらない。よく女房に云われるよ。夜も寝ずに働いたら、今の何倍もの収入持って帰ってよ。なんてね。」
「でも、重役ってつらいんだよ」
「・・・・・」

父の同期が出世していくケースを知ることになるのだが、父が『仮面ライダー』などのヒットを出したので、上司の渡辺亮徳さんが、このように云ったという。
『この昇進は、“ご褒美”だよ。この先は、自分でね」

しかし、父は管理職というものより、やはり現場に直接関わるプロデューサーでありたいと思い、渡辺さんに部長職を退く申出をしたのだ。渡辺さんは、受諾した。代わって某氏が昇格したのだが・・・その話はいずれ・・・

車中で聞いた話では、父が部長職を退く時に労働組合の人々は、父に云った。
「どうして、自ら部長職を辞したのですか?平山さんなら、笑って座ってくれるだけでよかったのに」

父が車中でポツリと云った。
「労働組合の連中が好きなんだ。相談すりゃ良かったかな?」

父が、辻真先さんの脚本をこう評している。
「軽妙なタッチに奇想天外で楽しい番組になった」
「辻さんは、すべてに今日風というのか、深刻にならずに、しゃれっ気タップリ、笑いの中に突破口を見出して生き延びるのを得意とされていた。

笑いの世界には、他人の失敗、苦痛を笑いにする残酷の笑いというジャンルがある。父は、笑いが好きだが、この残酷の笑いは大嫌いだ。辻さんは弱者の味方だ。どんなに笑い飛ばしていても残酷の笑いは嫌いで、常にヒューマニズムを根底にしておられたのを、父は尊敬していた。

また、話がとっ散らかってしまい、申し訳ない。
今日の話題は、ここまで。
では、また。

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コメント

「怪盗ラレロ」のお話、楽しく拝読いたしました。
昔、ラレロに関して調べたことがあったのですが、地方で住まう身としては、せいぜい図書館の蔵書の新聞の縮小版でサブタイトルリストを作るのが関の山。
脚本家や監督のお名前をも列挙するリストは作れませんでした。
オープニングなどはなんとか映像ソフトになっているものの、実作品を見るのはなかなか困難なのです。
仮面ライダー以降の作品は比較的陽があたるのですが、むしろそこに至るまでの流れと積み重ねをも知りたいのですが・・・
なかなか難しいものです。

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