2017-06

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

拡散願う【急逝の1日前からの出来事】その4

31日の深夜、正確には日付は変わっていました。

早々に病院を退院しました。

一般的に、『退院』となると御目出度い話なのですが、快癒して病院を出る退院と、病院で亡くなり亡骸として病院を出る退院。オヤジは、後者でした。時間が時間でしたから、夜勤のナースさんひとりが見送ってくれました。

私は、オヤジの身の回りのモノで両手にいくつもの手提げ袋。すごく重く感じた記憶が残っています。

オヤジの亡骸を葬儀社に預け、一旦秘密基地へ帰還することになりました。でも、帰還しても眠れることもできません。

夜が明けて、改めて身支度をしてオヤジが安置されている葬儀社の会館に向かいました。

そこで見たオヤジの姿、やはり顔を白い布を被せられてきれいな布団で休んでいます。

生き返るはずもないオヤジに向かってボソボソ言葉を掛けます。

『おとうちゃん、よくがんばった。とんでもないスピードで病院に向かったけど間に合わなかったよ。ごめん。』

2人きりのときは、オヤジを「おとうちゃん」と呼ぶこともあります。50歳のおっさんですが、大きなオヤジにはまだまだ子どもなんですよ。おとうさん、オヤジ、おとうちゃん、場面によって使い分けしていましたが、間違っても『パパ』と呼ぶことはありません。父子は、そんなお上品ではありませんから。

葬儀社さんとの打合せはどんどん進みます。まず、日程をどうするか。私の考えをはっきりと伝えました。
もう、オヤジの親戚筋も高齢が多く会館から火葬場への移動をマイクロバスですることは避けたかった。

そこで、公の斎場ですることを考えていました。オヤジの住所地を考えれば、飯能の斎場が市民の特典を使えます。でも遠い。近くに何もない。ならば、特典をあきらめ所沢市斎場を強くお願いしました。日程は、葬儀で読経していただくお坊さんのスケジュールと斎場、火葬場のスケジュールを確認しなければなりません。

亡くなったのが7月31日、お通夜5日、告別式6日という日程になりました。しかし、暑い季節柄、亡骸の痛みも夏場はは早いようで、葬儀社はこまめに亡骸の保存状態の保持につとめてくれました。

時系列での話を少し巻き戻します。

病院から急変があって、移動中に実兄への連絡ともうひとりに連絡を入れました。その人は、読売新聞の鈴木美潮さんです。オヤジの急変から、経過、新聞への訃報記事の掲載依頼、ずっと寝ないでまってくれました。たしかに、彼女が14歳からオヤジのひとりのファンでありましたが、常識的であり続けてくれる貴重な方です。オヤジを何も知らない記者にテンプレートのような訃報記事を流されるより、鈴木美潮さんに書いてほしい。そう思っていました。8月1日の朝刊締め切りに間に合いません。夕刊になります。各紙の夕刊締め切り後に、東映さんにお知らせしてもらい、事実上他紙は後追い記事になったのです。

時系列を戻します。

一般的に葬儀の費用は、どんぶり勘定だと噂で聞いていました。
内容が分からないことは聞く。何度も確認する。うるさい遺族だったに違いないです。

うるさい遺族ついでに亡骸のお別れ会をしたいと伝え、関係者をお迎えすることができました。

それも葬儀社の協力があったからです。

それまでは、2階から地下、そして5階(?)に安置場所を移動しました。安置している間にも、他の葬儀が入っているのです。4日のお別れとは別日程でご焼香にきてくれた方も数名いました。トップは、キカイダーで主役を演じた伴大介さん。病院でのお見舞いもトップで参上してくれました。実に有難いことです。そこでも、貴重なお話を拝聴することができました。3日には、はるか遠いところからライダーマンの山口さんの娘さん。もうご結婚されて、かわいいお子さんもいます。お仕事の関係で3日にいらしてくれました。オヤジの亡骸から離れがたく、お話をたくさんしてくれました。

アナウンスした4日は、終わってみれば40名もの関係者が時間差はあるものの、会館がある場所まで来てくれました。
葬儀社のはからいで、献花を亡骸のお別れ会の段階で並べることができました。
献花に立てられた札には、ビックリしたことにオヤジが退職した東映株式会社の代表取締役や東映各部署、アニソンの帝王である水木一郎さん、串田さん、ここには書ききれないほどの数でした。この場を借りて、深く御礼申し上げます。

オヤジが旅装束を着て棺にはいっているところまでみなさん、最期の別れをしてくれます。

オヤジと一緒に長生きすると約束した特撮研究所の矢島会長は、ご子息と特撮監督の佛田洋さんを従えてきてくれました。矢島会長は気丈に振舞っていましたが、後姿は落胆されていました。その弟子にあたる、佛田監督はオヤジの痩せ細った顔を見て感じるものがあったのか、感極まって泣いてくれました。

スカイライダーの村上弘明さんも、ご多忙のところ4日に参列してくださいました。
オヤジが寝ている棺の前で私に教えてくれました。
村上弘明さんいわく
「子ども4人いるんですよ。すべてのことは先生と会ったことから始まっているんです。」
深々と手を合わせてくれました。

藤岡弘、さんも本来ロケでオヤジに会いにこれないと連絡がありましたが、急遽来てくれることになりました。

『オヤジ、こんなにたくさん来てくれたよ。幸せモンだよね。よかったね。』

バロム1の高野浩幸さんが集合写真をFacebookでUpしていましたが、早々たるメンバーが4日に来てくれました。
写真、レアですから探してください。

オヤジがプロデュースした番組の繋がり、同じ番組でなくても意外な繋がりがあって笑いあり、涙あり賑やかな会でありました。オヤジは泣き虫です。でも、賑やかに送ってくれるほうが喜んでくれると思います。

昨年、11月に講談社から出版した【泣き虫プロデューサーの遺言状】を出版当初に、買い取って300冊プールしてあります。
その理由ですが、主治医からはいつ何が起こるかわかりません。と宣告されていたからです。では、その時期は?と聞くと、分かりませんと云うばかり。心臓がどれだけもってくれるか、そればかりはオヤジの体力やもろもろの事が重なってくるからです。
その300冊を偲ぶ会の記念品として考えています。時間と予算が許されれば、書籍の帯ぐらいは赤から黒に交換したいと講談社さんと相談しようと思っています。


さて、土曜日の漫画家の村枝賢一先生が東京に戻って某氏と打合せすると聞いたので合流させていただきました。
村枝先生も、度々オヤジの容態を気にしていただいておりました。

この会話だけご紹介します。
村枝賢一先生のおかげで、昭和ライダーが再び脚光を浴びるようになり、有難うございます。

先生は恐縮して、このようにお話なさっていました。

購読してくれたファンは、みんな昭和のライダーがずっと好きな方だったのですよ。ただ、昭和ライダーファンの思いを受け止める受け皿がいままでなかったということなんです。確かに意識的に人間態の主役を格好良く描こうと意識したこともあります。ね、あの俳優さんはね。

嬉しかった。本当に嬉しかった。

散々、昭和ライダーはオワコンだの、オヤジの書く物語は云々などと悔しく、寂しい思いをしてきました。

ブログやTwitter、Facebookで良く目にします。
当時ライダーを見ていた子どもが大人になり家庭を築いて、自分の子どもに昭和ライダーを見せる。十分通じるものがあるし、OPからEDまで食いつくように視聴してますって。

息子の私は、確信しています。

これからもずっと愛され続けていくキャラクター、番組がオヤジが命を注いだものであることを。

今日の話題は、ここまで。
では、また。

その5は、お通夜、告別式のようすを書いてみます。


関連記事
スポンサーサイト

テーマ:仮面ライダー - ジャンル:テレビ・ラジオ

コメント

お悔やみ申し上げます

遅れてしまって、すみません。

亡くなられたんですね。ボクは先週の終りに知った次第です。
石ノ森さん、山口さん、荒木さんと昭和のライダー関連の方が亡くなられるのは、本当に残念です。

故・平山さんはボクの親父と同じような歳だったせいもあって人ごとのように思えません。

再度になりますが、謹んでお悔やみ申し上げます。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://riderproducer.blog.fc2.com/tb.php/388-0ed6db9e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

プロフィール

次男坊

Author:次男坊
【泣き虫プロデューサーの遺言状】講談社より好評発売中。
父、平山亨は、2013年7月31日23時24分心不全により他界いたしました。

riderブログランキング

FC2Blog Ranking

お読みになったらポチッとね。

秘密基地へ、ようこそ

息子の推し本

息子のお奨め書籍

リンク

このブログをリンクに追加する

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (17)
本 (11)
Tweet (9)
ご挨拶 (3)
【伝説のイベント】 (3)
告知 (61)
父が愛したモノ (7)
仮面ライダー関連ニュース (6)
親子の会話 (45)
息子が観たこと、聴いたこと。 (207)

ちょいと見てやってね!

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。